フェルミ推定 例題 [雑学]
フェルミ推定をご存知でしょうか?
超有名IT企業「Google」の面接試験に出る「フェルミ推定」
フェルミ推定の例題を踏まえて解説したいと思います。
フェルミ推定とは、
実際に調査するのが難しい、とらえどころのない量を
いくつかの手がかりを元に論理的に推論し、短時間で概算すること。
問題をフェルミ問題ともいいます。
物理学者「エンリコ・フェルミ」がこの手の概算が得意だったことに由来します。
google以外にも、コンサルティング会社に外資系企業など
様々な企業の面接試験にでるこの問題。
科学的な思考力を試す問題としてしばしば使われています。
それではフェルミ推定について例題を挙げます。
一番有名な問題です。
この問題はフェルミが出したと言われています。
問:「アメリカのシカゴには何人のピアノの調律師がいるか?」
計算:以下のデータを仮定します。
1.シカゴの人口は300万人とする
2.シカゴでは、1世帯あたりの人数が平均3人程度とする
3.10世帯に1台の割合でピアノを保有している世帯があるとする
4.ピアノ1台の調律は平均して1年に1回行うとする
5.調律師が1日に調律するピアノの台数は3つとする
6.週休二日とし、調律師は年間に約250日働くとする
上記の家庭を元に以下のように推論します。
1.シカゴの世帯数は、(300万/3)=100万世帯程度
2.シカゴでのピアノの総数は、(100万/10)=10万台程度
3.ピアノの調律は、年間に10万件程度行われる
4.それに対し、(1人の)ピアノの調律師は1年間に250×3=750台程度を調律する
5.よって調律師の人数は10万/750=130人程度と推定される
フェルミ推定は、前提となる事柄が正しくなければ破綻しますので、
そのあたりに注意が必要ですね。
面接試験では発想力・論理的思考力などを試されていると思います。
エリートが集まるGoogleですから、
一般人からしたら意味不明な問題でもある程度論理的な解を求められるのでしょうね。
フェルミ推定はいろんな場面で使えます。
結論が実際に正しくなくてもこの方法で導かれた結論というのは正しそうに聞こえます。
営業のセールストークやコピーライティングなどで
顧客の説得なんかにも応用できるわけですね。
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